第一歩
日記を、ブログを書こうと強く思ったのはこの週末の出来事だった。
どこにもやれない気持ちを吐き出すためにツイッターを始めたけれど、続かなかった。
ツイッターを始めて、同じような気持ちを持つ人は身近にとてもたくさんいることを知れた。
新しいことを学ぶきっかけにもなった。
でも、自分よりも大変な環境に置かれている人、その中で頑張っている人、とても優しい仲間もできたりして、ただただ愚痴をこぼすことさえ、おこがましくて情けなく思えて、匿名のツイッターでさえ気持ちをこぼせなくなった。
ただただ気持ちを吐き出して昇華(消化)させたいだけなのに、それを自分が許せなかった。
結局それは、解決にならないからだと思う。
声に出さないと相手には伝わらない。相手に伝わらないと、何も変わらない。
だから私の場合は、相手にぶつけられない気持ちを書き出すだけではダメだったのだと思う。
少なくとも今は。
いつか、気持ちを素直に呟ける境地までたどり着けたらいいな。
日記を書こうと思ったのは、気持ちを伝えて第一歩が踏み出せたから。
それで上手く行ったことを少しずつ積み重ねて、全てを自分の力にして行きたかったから。
本当に小さな一歩だから、留めて置かないとすり抜けていってしまう。
だから書いておくんだ。自分が忘れてしまっても、日記が覚えてくれている。
自分と、家族と、友人と、うまく付き合って生きていく。
自分との付き合いが、実は一番大変なのかも知れない。
上手く騙せるようで最後まで騙し通すのは無理。
嫌になってお付き合いをやめることもできない。
でも、長い時間をかけて少しずつ騙してきた自分は
本当の自分を見失いつつある。
ゆっくりと、小さな声にも耳を傾けてじっくり聞いてあげないと
隅に追いやられてきた気持ちは、どのタイミングで、どのように出てきて良いのか
分からない。
毎日、流れていく時間に、流れていく出来事に、流れていく瞬間に
流れていく人との関わり合いに
必死に追いつこうと足並みを揃えるけれど
前にはもっと早い流れがあって
掴んだものの代わりに掴めなかったものが 横を通り過ぎていき
私が掴みたかったものは、本当にこれだったんだっけ と手のひらを見る
『丁寧に生きる』
何度かそれが私の目標になった。
丁寧に生きよう。自分で選んで、自分で決めて。
そんな、当たり前の簡単なことが
できない人もいるんだよ。